喘息(ぜんそく)だけど人を羨まない習慣

喘息(ぜんそく)だけど人を羨まない習慣

喘息の発作が起きたときは、いつも夜中じゅう、呼吸が苦しくて眠れなかった。
一晩中眠れないまま、夜が明けて、外が明るくなった。
決まって、その頃にやっと寝付くことができた。
そのため、学校には登校できず、自宅で療養した。
夕方、外で友達と遊んだだけで、気管支炎喘息の発作が起きた。
普段から気を付けていたが、それでも、ほんのちょっとした油断によって、気管支炎となった。
そして、また、一晩中眠れず、翌日も学校には登校できないのだ。
僕は心のなかで、いつも考えていた。
「どうして、僕だけがこんな思いを」
「悔しい」
そんなことを考えていると、自分自身がとってもネガティブになっていった。
その気持ちは、ついには、他の人を羨ましく思うようになっていった。
「僕の友達は、夕方遅くまで遊んでも平気で、羨ましいな。」
「僕は無理が出来ない身体なのに。」
しかし、人を羨ましく思っても、現状は改善しないし、むしろ、精神的につらくなるだけだ。
人のことを羨むのではなく、喘息に苦しんでるけど、それでも一生懸命に生きようとしている自分をほめてあげよう。
喘息の持病を持ったまんまの自分を好きになった方がよいのだと思う。

ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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