【告知された辛い言葉】

主治医の先生が、私と、私の母親に告知した。

「残念ですが、お子さんの病状の場合、手術(切開)してみないと、なんとも言えません。

切開して、処置できないほど転移が進行していたら、閉じるだけになるかもしれません。」

私は、この説明の意味がすぐに、理解できた。

それは、「すでに手遅れの状態かもしれないと言うこと」

それは、

「もう、助からないかもしれないということ」

なのだと。

私のそのときの心のなかは、まさに、【空っぽ】になった。

しかし、

私と同じか、それ以上にショックだったのは、私の母親の心なのだと、私はすぐに気付いた。

【母親のこころ】

母親の心は、引き裂かれる思いだったに違いない。

「残念ですが、お子さんの病状の場合、、、。」この言葉だけが、ずっと身体中をぐるぐるまわっていたのだろう。

僕は、こころのなかで母親に連呼していたことを思い出した。

「お母さん、僕、死ぬんだね。」

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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