小児がんサバイバーの僕を安心させてくれた言葉

当時、小児がんサバイバーの僕は、「安心させてくれた言葉」を最も求めていた。

この、落ち着かないこころを誰か静めるために、何らかの安心できる言葉を求めていた。

誰でも良かった。

「今は、少しでも多くの安心できる言葉をください。」

決して、言葉だけでは癌の状態が改善するわけでもないけれど、

私が唯一ほしいものは、

「こころを静めるための安心できる言葉」だった。

とても温かい言葉をくださる方がいたのを思い出している。

その方は、とても穏やかで、ゆっくりと自然な表現の言葉を私にくださった。

そして、その言葉をくださる方は、とても優しいお顔の表情をされている。

とっても穏やかで、包み込まれるような、オーラ。

私の身体、そして、心をそっと支えてくれるようなその仕草。

私は安心できる言葉と共に、素敵な笑顔のギフトまでもいただきながら、少しずつ心癒されていた。

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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