我が子が癌告知を受ける前にすること①【小児がんサバイバーの僕が母にしてもらって一番安心できたことは、たった2つのことだった】

我が子が癌告知を受ける前にすること

とっても重い状況を想定したお話です。しかし、実際にこの問題に直面したとき、逃れられない事実として、厳しい現実を受け止めなくてはいけません。
しかも、その厳しい現実と向き合わなくてはいけないのが、お子さんの場合には、親としては、身を切られる思いでしょう。
実際にこのような状況となった場合に、どのように対処したら良いのか。もしくは、どのように対処しなくてはいけないのか。
このような状況を想定した対処内容を、小児がんサバイバーの私が、私の経験のもとにお話しさせていただきます。
私は10歳の時に、骨肉腫を発症しました。
主治医の先生から、右足切断の了承確認と、転移の状態によっては手術の断念、そして、余命についての説明を受けました。
主治医の先生からの説明中に、泣き崩れる母親、そして、私自身も一言では語り尽くせない衝撃や悲しみ、とても複雑な感情が押し寄せ、心がつぶれてしまいそうになりました。
小児がんの場合には、癌を発症したお子さんに癌の告知をするべきか否かについては、賛否両論で、ケースバイケースだと思います。
この賛否について、はいつかの機会にお話しさせていただきます。

◼️我が子が癌告知を受ける前にすること
①お子さんに寄り添い、たくさん会話をしてあげてください。
可能であれば、就寝時も、側で寝てあげてください。
例え10歳位のお子さんであっても、癌告知を受ける前から、何気ない雰囲気を感じとり、自身にとんでもない大きな事が起きていることを気づいているものです。
ともかく、側に居てあげることで、孤独感が強くならないようにしてあげてください。
一緒に本を読んだり、テレビやYouTube等を見るなど、リラックスできる環境で、寄り添い、たくさん話しかけてあげると、お子さんの心が落ち着き、不安な気持ちが少しずつ解れてきます。

②お子さんに、「大好きだよ」「愛してるよ」「大切だよ」を声で伝えてあげてください。

できれば、お子さんを抱き締めてあげてください。

そして、お声でお伝えください。

このあと、癌告知を受ける我が子の顔を見て、泣き出さないように気を付けましょう。

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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