コニカミノルタプラネタリウム〈イタリア星空散歩〉
にて
イベント内容を紹介いたします。
憩いのひとときをお過ごしください。
特別な世界がここにあります。
心きらめく星空エンターテインメント。
都会の真ん中で星空に包まれる特別なひとときを増やし、ときめきや発見、ときに旅や忘れられない輝きがある。
私だけの星空に包まれるコニカミノリタプラネタリウム。
街を抜けた先に広がる砂の世界。
異国で出会う、今宵、アロマ香る幻想的なアラブの夜へとお連れします。ネタリウム、アラビアナイトヒーリング、星が舞う夜。
聖地、それは特別な星空が見られる場所。
伊勢島、延山、そしてタラマ島。
美しい3つの聖地を巡り、今ここにいる奇跡を知る。
聖地巡礼、プレミアムナイト。
聞き慣れない言葉。
石造りの旅。カラリと晴れた空を見上げて、いつもとは違う空気を思いっきり吸い込むと、思わず笑顔になってしまう。
ここはローマです。
今日はイタリアへ旅をしながら、星の散歩も楽しみましょう。
ローマには世界遺産が点在し、歴史ある街並みが広がっていて、散歩しているとあっという間に時が過ぎて、もう夕方になってきました。綺麗な夕日。
それにこの美しいローマの街並み。
普段はゆっくり夕日を眺めるなんてことはなかなかないので、いいなぁ。
旅に出たって感じがするな。
夜の帳が降りるまで、もう少しローマの街を散歩してみましょう。
賑やかなところにやってきました。
映画ローマの休日では、アン王女がそこにいる。
そこの階段でジェラートを食べていましたね。
窮屈な毎日から解放されて、見るものすべてが目新しくて、すごく嬉しそうだったな。
旅の魅力ってそういうところにあると思いませんか。
初めて見るものがたくさんあって、なんだかいつもとは違う自分になったような。
これから新しい物語が始まる予感がするような。
そんな気分になりませんか。
特にローマの建造物と、今ここで暮らす人々の日常が重なり合って、すごく魅力的な街です。
散歩をしているだけで、まるで、
まるで映画の主人公になった気分になれるんです。
ローマに来たら、ぜひ訪れていただきたい場所にやってきました。パンテオンです。
2000年近く前に、古代ローマのすべての神を祀る神殿として作られました。
現存する古代ローマ建築の最も完全で世界最大のコンクリート及び石造り建築です。
中へ入ってみましょう。
素晴らしいな。
イタリアの偉大なる芸術家ミケランジュロが天使の設計と称賛したのもうなずけます。
こんな豪華絢爛な場所を舞台にして思いっきり芝居ができたら、こんなに幸せなことはないだろうな。
なんて思うのは職業病ですかね。
この天窓はオクルスと呼ばれています。
オクルスというのはラテン語で目を意味しています。
このオクルスから神々が見守ってくれるということなんですかね。
今はローマの星空が私たちを見守ってくれています。
目的です。
トラトリアでおいしいディナーとワインを楽しんでもいいし、美術館のナイトツアーに出かけてみるのもいい。
でも、今日は夜。
ローマ、獅子座、天秤座、日本で見たことのある星座もたくさんあるので、驚いた方もいるかもしれませんね。
飛行機の直行便でも15時間はかかるほど離れているのに、どうして日本と似たような星空が見えるのでしょう。
イタリアの首都、ローマの緯度は41度、日本の首都、東京の緯度は35度、緯度がほとんど変わりません。
だから、こんなにも遠く離れた地でも、見慣れた星たちと再会できるんです。
星座はギリシャ神話にまつわるものが多いことを存じなかった。
ここローマに由来した神話もあることをご存知ですか?先ほど訪れたパンテオンは、このローマ神話の神々に捧げられるために作られました。
2つの神話の物語に類似や共通点が多いのは、古代ローマが周辺の地域を統一し、後のヨーロッパ文化の土台を築く中で、古代ギリシャの文化も受け継ぎ、発展させていったためです。
古代ローマにも固有の神話がありましたが、その神々を古代ギリシャの神々と重ね合わせ、新たな解釈やエピソードを付け加えるなどして、より有名な神々として、豊かな物語となっていきました。
そして、その物語は意外にも現代の私たちにもつながっています。
例えば、今空に美しい姿を浮かべている乙女座。
諸説ありますが、ギリシャ神話では農業の女神、デメテルの姿だと言われています。
しかし、乙女座の左手には青白く輝く一等星、スピカが見えます。スピカは穀物の穂先と呼ばれている星です。
そんな乙女座のデメテルは、ローマ神話では法上の神ケレスと同一されています。
英語で穀物を意味するシリアルの古典となっています。
朝食にシリアルを食べているよという方もいるのでは?なんだか神話を身近に感じませんか?
星たちが動き出しましたね。
引き続き星空散歩を楽しみましょう。
みなさんの表面に見える明るいこちらの星は木星です。その左下にある赤い星が火星です。
左に地球を映していただいた先にあるこちらの星が金星です。太陽系の惑星だと言ってみましょう。
この惑星たちの英語名は、ギリシャ神話を受け継いだローマ神話の神々の名前に由来しています。
ここで輝いている宇宙星、英語名はリーダー。
ローマ神話のメネスに由来しています。
このメネスは、ギリシャ神話におけるアフロディーテと同一とされています。
アフロディーテは愛と美の女神。
夜空でひときわ美しく輝いている人生を見た誰かが、美の女神を念頭にしたのでしょう。
ローマ神話の主人、ユピテルに由来しています。
ユピテルは、イギリス神話では、ゼウスと呼ばれています。ゼウスは、イギリス神話の最高神であり、太陽系最大の惑星である木星と固められたのではないかと言われています。
ローマ神話では、マル、イギリス神話では、アレス、両方ともグリシャ神話では、古代ローマ人には重要視された神でした。
時に、戦争好きのローマ人とも言われるほど、戦争を重ねて大帝国を築いた古代ローマでは、軍神は重要な存在だったのです。
また、3月は英語ではマース。
これもローマ神話の軍神マルスが由来となっています。
春は雪が溶けて植物が芽吹くとともに、戦争が始まる季節でもあったので、軍神の名前が付けられたのでしょう。
ちなみにこの惑星というのは、今皆さんが座っている場所とも深い繋がりがあるのです。
プラネタリウムという言葉は、惑星を意味するプラネットに、何かを見る場所を意味するアリウムがついていると言う言葉です。
つまり、プラネタリウムは、惑星を見る場所を意味します。つまり、惑星を立つプラネットの語源は、イギリス語のプラネティス、彷徨うものです。
惑星たちが彷徨っている、あるいは私たちと同じで宇宙を散歩しているのかもしれません。
では、そろそろ宇宙から地上へ戻り、ローマから少し足を伸ばしてみましょう。
ポスカーナにやってきました。イタリア中部の州で、熱気ある街並みと、緑豊かな自然に住まれています。
観光地として有名な都市に数多くあり、そして偉大な天文学者の故郷でもあります。
まずは、オッサーナの街にいくつかご紹介しましょう。ここはピエミさん。
15世紀に、青年のピース2世が、自分の故郷をジュネスタンス様式の街並みに統一しようとした街です。
空間的な広がりや、周囲の風景までも考えた街並みは、大変に美しく、今では観光客からも人気のある街となっています。
続いて、シエナ。シエナには、歴史ある街並みが広がっています。こちらはシエナの見どころの一つでもあり、大聖堂です。
この大聖堂にはこれ以外にも見事な装飾が至るところに施されています。
大聖堂にはピッコローミニ家の図書室も、内部は,美しいフレスコ画で飾られています。
そういう上ばかりを見上げて歩いてしまいますが、床にも装飾が施されていますね。
このタイルに描かれた月の模様は、ピコロウミニ家の紋章です。
細かいところにまで歴史と心意気が感じられます。
最後はオルチャの谷。このどこを切り取っても絵画のように美しい谷は、トスカーナキテノベッケです。
トスカーナ州で人生を送った天文学の父とも呼ばれる人物がいます。
ガリレオ・ガリレイ。望遠鏡でこの空を覗き、様々なことを発見しました。
そんな彼の発見を、こことスカーナの星空で辿る星空散歩に出かけましょう。
ガリレオが最初に観察したのは、月。望遠鏡で月を覗いたガリレオは、激しく動転しました。
それまでの天文学では、月は滑らかで完全な球体で、水晶のようにツルツルしていると考えられていました。
しかし彼は月を観察して、孔雀の尾にあるような斑点を見つけたのです。
これは、月にも地球と同じように山と谷があることの発見に繋がりました。
天の川を望遠鏡で覗いたガリレオは、肉眼では雲のように見えていたそれが、無数の星の集まりであることも発見しました。
ガリレオの探求心はそれだけにとどまりません。ガリレオはその冷静な観察眼で、常識とされていた事実にも疑いの目を向けます。
そのきっかけとなったのは、木星の周りを回る4つの衛星を発見したことでした。
このイタリアでは、地球は不動のもので、天が動いている、つまり、天動説が固く信じられていました。
しかし、木星の周りは、地球の周りを回る4つの衛星を発見しました。
周囲を回る4つの衛星を見つけたガリレオの胸には、
遠い昔に提唱され、忘れ去られていたある仮説が思い浮かびました。
それが、自動性。
つまり、地球は不動のものではなく、動いているということを信じたのです。
当時の常識を覆すこの発見は、人々に簡単には受け入れてはもらえませんでした。
しかしその後、指導説は認められ、この発見は今では天文学の基礎として教科書に戻っている。
ガリレオの運命を変えたこの4つの衛星。エウロパ、ガニメデ、カリストは、ガリレオ衛星と呼ばれています。
当時常識とされていたものを疑い、圧力にも負けず、本質を探求するガリレオの姿勢は、どこか泥臭くて、思わず憧れてしまいますよね。
およそ400年前、彼が望遠鏡を覗かなかったら、世界の常識がガラリと変わっていたのかもしれないのですから。
最後はいよいよ、イタリアでもとっておきの星空が見られる場所に行ってみましょう。
グランサッソにやってきました。
グランサッソはイタリア語で大きな石を意味し、イタリア中部のアブルスト州にある山です。
周囲には広大な自然が広がり、行く先々で表情の違う壮大な景色を見ることができます。
星空散歩にはもってこいの場所ですね。
ランチを楽しんでいる牛がいますね。
こんな景色の中でランチを楽しめるなんてちょっと羨ましいですよね。こうした自然の中の出会いも旅の醍醐味ですね。
こちらはグランサストの近くにある天文台です。
とっておきの星が見られる場所ともお伝えしましたが、ここは標高が高く自然に囲まれているので、美しい星々を見ることができるんです。
グランサストの星空です。
あ、流れ星。はあ、願い事は間に合わなかった。
流れ星に願いをかける風習は日本以外にもあって、イタリアにもあるんです。
日本は3回願い事を唱えれば叶うとされているんですが、イタリアは1回でいいとこなんです。
イタリアには8月10日の夜をサンロレンソの夜と呼び、流れ星に願いをかける風習があります。
サンロレンソは実在したキリスト教徒の名前です。
語呂の精神で、西暦258年8月10日に殉教したと伝えられています。
8月はペルセウス座流星群がよく見られる時期なので、流れ星にお願いがしやすいのかもしれません。
この星が綺麗に見えるグランサストで、サンドレントの夜を迎えられたら、どんな綺麗な流れ星が見られるのか。
よし、今の季節は秋だけど、ここはプラネタリウムなんだから、8月10日の夜に行ってみましょう、皆さん。
願い事は考えましたか?ここはイタリアだから、一回の願い事で大丈夫ですね。
名残惜しいですが、イタリア星空散歩ももうすぐおしまいです。なんて思ってしまいますね。
でも、いつもの日々に戻っても、夜空を見上げれば、イタリアと同じような星空が広がっています。
ちょっと休憩したいときは、夜空を見上げて、この星空散歩で出会った美しい景色や、ゆったりと過ごした日々が少し違っています。
そういうところも旅の良さだと思うんですよね。
思い出すだけでは物足りなくなった時、また一緒にイタリア星空散歩に出かけましょう。
【絵本】ガンと闘う10歳の僕におきた奇跡
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生き抜く力【ガンと闘う10歳の僕に起きた奇跡】|ほっし校長|note
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