癌になっても幸せになる

幸せな小児がんサバイバー

私は10歳の時に、骨肉腫という希少癌(ガン)を発症しました。

その日以来、小児がんサバイバーとして、生きていく中で、さまざまな辛い経験をしてきました。

その辛い経験については、別の機会にお話しします。

癌(ガン)を発症した私は、よりネガティブな思考の傾向に変わりました。

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        その一番の原因は、

     「自分の将来が見えなくなった」

      
          ことでした。

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私は10歳の誕生日の数ヵ月後に、癌(ガン)を発症しましたが、

子供の時期には、自分の将来についての夢を多く語り、

そして、

夢を描くという大事な思考の成長過程があります。

私は、ちょうどその時期に思考の成長が停止してしまったような状態になったのです。

・子供が夢を持てなくなる。

・子供が自分の将来に明るく希望に満ち溢れた姿を
 描けなくなる。

この事は、とても重要なことです。

なぜなら、

将来への明るい希望を持つことが、

癌(ガン)の治療を行う上で、精神的、体力的に、とても有効だからです。

私が癌(ガン)を発症し、ネガティブな思考が強くなり、

将来への明るい希望が持てなくなった時、

癌の手術を受ける際に、

体力的な面においては、手術を受けるための体力が弱っているとの指摘をされました。

私は、自分自身が癌(ガン)を発症したことにショックを受けてしまい、食事があまり取れなくなっていました。

体力的な問題も挙げられましたが、私が10歳の子供であることも大きく影響しました。

大人の体力とは比較できないほど、小さな身体であり、

その身体に手術用のメスを使い切開する行為は、

身体にとても大きなダメージを与えてしまうのです。

体力も大切ですが、それ以上に大切にしなくてはいけないのは、精神的な面のケアです。

癌(ガン)を治療し治った後に、病院を退院して普段通りの生活に戻り、

毎日を生き生きと生活している状態を思い描き、

そして、

ずっと先の明るい希望に満ち溢れた将来に向かう

そんな自分の将来を思い、

生きていくことができるように、

自らもしくは、周りからの精神的なサポートをすることが大切なのです。

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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