【ご両親必見】小児癌(ガン)になった我が子への気持ちの間違った伝え方

【ご両親必見】小児癌(ガン)になった我が子への気持ちの間違った伝え方

小児がんを発症したお子さんのご両親は必見の内容です。

癌(ガン)を発症し、辛い思いをしているお子さんの姿を見てしまうと、ご両親はきっとこの言葉を発するでしょう。

【お母さん(お父さん)が辛いのを変わってあげたい】

しかし、これは間違っています。

では、何故間違っているのかを解説いたします。

小児がんサバイバー(筆者)

私は10歳の時に、小児がん(骨肉腫)を発症しました。
その時、両親が私にしてくれたことには、とても感謝しています。
そして、両親がしてくれたことは今でも覚えており、一生忘れることはないでしょう。

そのような経験をしてきた、小児がんサバイバーの私が解説いたします。

癌(ガン)を発症し、辛い思いをしているお子さんの姿を見てしまうと、ついご両親は、

「辛いのを変わってあげたい」

と、お子さんにお話するでしょう。

しかし、

① 例え、肉親でも体の辛いことを身代わりに
なることはできません。

② 「辛い思いを身代わりになってあげたい」と
お話したところで、お子さんの辛さが軽くなる
わけでもありません。

ご両親からお話された時、お子さんはとても困惑するでしょう。

ご両親のお気持ちが伝わるため、なおさら困惑するのです。

ご両親に対して、お子さんは心の中で

「ありがとう。気持ちだけいただきます。」

と思っているでしょう。

お子さんは、優しいご両親の言葉に気を使ってしまうのです。

そして、

【決して、人に身代わりになってもらうことが
できないことなんだ】

【自分がすべてを受け止めなくてはいけないのだ】

と、とても辛い思いが思い出されて来るのです。

そして、

再度、現実を突きつけられるのです。

お子さんは、再び、とても辛い気持ちに心が支配されてしまうのです。

ご両親とお子さんの気持ち

ご両親は、この言葉を発した時、お子さんに言葉を伝えることができたことに、満足感を得るでしょう。

本来、お子さんの発症した小児がんを治してあげることもできないし、身代わりになってあげることもできないため、少しの満足感を得られることで、少し安心できるのです。

しかし、ご両親の思いは、

【この子を辛い思いから解放してあげたい】

なのですが、簡単には叶わないことなのです。

とても辛く、厳しい現実なのだと、思い出される。

では、ご両親は、お子さんにどんなことをしてあげるとよいのでしょうか。

または、

お子さんにどのような声をかけてあげたらよいのでしょうか。

その答えは、

小児がんのお子さんへの言葉

その答えは、

【言葉ではなく、側に寄り添ってあげること】

です。

そして、

【ご両親はお子さんを、抱き締めてあげてください】

何度も、何度も、抱き締めてあげてほしいのです。

私は、小児がんを発症した当時、母親に抱き締められ
、嬉しすぎて涙が溢れました。

【親子の間には、言葉では表現できない愛がある】

無理に言葉で伝えるのではなく、

感情で包んであげることが、お子さんにとっても嬉しいのです。

そして、心癒されるのです。



ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

おすすめ記事

1件のコメント

コメントを残す