【小児ガン患者の近親者必見】 患者さんへのお見舞いに伺う前に再確認して欲しいこと 注意!患者さんを見守る方々の気持ちの持ち方

【小児ガン患者の近親者必見】患者さんへのお見舞いに伺う前に再確認して欲しいこと

注意!患者さんを見守る方々の気持ちの持ち方

皆さんは、病院へお見舞いに伺ったことはありませんか。

その際には、どのようなお気持ちで伺っていますか。

ほとんどの方が「励ましてあげよう」と、思いを伝えにお見舞いに伺ったことでしょう。

そのお相手が大人の患者さんであろうが、お子さんの患者さんであっても、同じことですね。

しかし、お見舞いに伺った際には、特に気を付けて伺わなくてはいけない事があります。

それは、【患者さんに対しての、心の持ち方】です。

【注意!患者さんを見守る方々の気持ちの持ち方】

小児ガン患者さんのお見舞いに伺う際には、しっかりとした、お気持ちで伺わなくてはいけません。
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◼️その理由とは、

小児ガン患者さんは、とてもナイーブな心理状態です。

お見舞いに伺う方の、お気持ちや、思いがよくわかるのです。

私は、10歳の時に小児ガンを発症しました。発症したガンの種類は骨肉腫といって、骨の中に発症するガンの種類でした。

小児ガンサバイバー(骨肉腫)筆者

主治医の先生から、ガンの告知を受け、延命のための、右足切断の了承確認と、条件付きの手術となること、その全てがとても衝撃的なことでした。

おそらく、精神的な負担は想像を越えるほどに過酷であり、わずか10歳でその事を受け止めることになった。

そんな精神状態の私は、周りの大人の方々のお気持ちが、表情や声、会話等からとても敏感に感じとることができたのです。

それも、そのときの私の精神状態によるものだったに違いありません。

普段の生活のなかでは、自分の周りの人の会話や行動などに対しては、鈍感で、細かなことには気付かない事があります。

しかし、自らが、ガンを発症した状態となってから、周りの事が全て、自分のことに関連付けしはじめてしまい、そのため、行動や会話などに対してはとても敏感になります。



◼️具体例

小児ガンを発症し、病院に入院していた時に経験した事をもとに、解説いたします。

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・お見舞いに来られた方が、患者さんに一言も声をかけずに、ご両親とだけ挨拶をして帰ってしまわれる。
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これは、いわゆる「大人同士のお付き合いのためのお見舞い」です。

患者さんが、子供であってもその目的にはすぐに気がつきます。

患者さんに対しては、とても失礼な対応と感じますし、患者さんは、その事を敏感に感じとることができます。

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・珍しい病への興味だけで、伺って来られた方
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患者さんへのお気持ちに対するお見舞いではなく、珍しい病への興味や「知りたい」気持ちの方が強い方がおられます。

病の事をついては、詳しく知りたがり、患者さん当人には、軽い挨拶程度の場合が多い事が特徴です。

このような事例は、もっとたくさんありますが、私が経験した、特に印象に残った事例を紹介しました。

お見舞いに来られた方は、当初は、患者さんへの純粋な、お見舞いのお気持ちだったものと理解しますが、

結果として、患者さんへのお気持ちの伝え方に問題があり、患者さん本人へのお気持ちの目的がずれてしまって、伝わる事があるため、

とても気を付けなくてはいけないのです。

◼️では、どうしたら良いのでしょうか

それは、簡単です。

患者さんは、お見舞いに来られた方と、

・長い間、会話したいわけではなく

・お見舞いが欲しいわけでもなく

・お見舞いに来た人数をカウントしている訳でもありません

【お気持ちを伝える】

ただ、それだけです。

その方法は様々です。

患者さんとの関係によるところが大きいでしょう。

是非とも、患者さんへのお気持ちを整理して、お見舞いに伺ってください。

その際には、

【笑顔】

を忘れないでくださいね。

◼️最後におさらいです。

【小児ガン患者の近親者必見】

【注意!患者さんを見守る方々の気持ちの持ち方】

小児ガン患者さんのお見舞いに伺う際には、しっかりとした、お気持ちで伺わなくてはいけません。
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それは、【患者さんに対しての、心の持ち方】です。

例え、患者さんが子供であっても、心や気持ちには嘘をつけません。

お気持ちがどこにあるのか

患者さんは、敏感に感じ取っていますよ。



ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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