お母さん、僕、癌(ガン)になってごめんね

僕に癌(ガン)の発症が発覚したとたん、家庭内がとっても暗くなった。

いや、もともと患っていた喘息(ぜんそく)の発作がひどく、小学校にはほとんど通っていなかったけど、その頃から、もう家庭内が暗く静まり返っていたように感じる。

僕は、ずっと感じていた。

我が家が暗いのは、僕が悪いんだ。

僕がこの家に生まれたから

病気ばかりするからだ。

そして、

また、

僕は病気になってしまった。

しかし、今回はとっても大きな病気

僕の努力では、簡単には治らない

どうして僕ばっかりこんなことになるんだろう

誰にも話を聞いてもらえない

僕は、簡単には得られない答えを、ひたすら考えた。

僕がガンの告知をされたとき、隣で聞いていた母親は泣き崩れた。

しかし、母親は、僕がガン告知される前に、主治医の先生から、僕がガンを発症したことを知らされていたそうだ。

きっと、その時も母親は、とっても悲しんだのだろう。

そして、僕が主治医の先生からガン告知を受けたとき、きっと、母親は、その現実を僕が知ってしまうことが、とってもつらくて、たまらなかったのだろう。

僕の隣で泣き崩れた母親の姿を見て、僕は息が詰まる思いをした。

執筆は、続きます🎵お楽しみに🎵
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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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