お母さん、僕、癌(ガン)になってごめんね
僕に癌(ガン)の発症が発覚したとたん、家庭内がとっても暗くなった。
いや、もともと患っていた喘息(ぜんそく)の発作がひどく、小学校にはほとんど通っていなかったけど、その頃から、もう家庭内が暗く静まり返っていたように感じる。
僕は、ずっと感じていた。
我が家が暗いのは、僕が悪いんだ。
僕がこの家に生まれたから
病気ばかりするからだ。
そして、
また、
僕は病気になってしまった。
しかし、今回はとっても大きな病気
僕の努力では、簡単には治らない
どうして僕ばっかりこんなことになるんだろう
誰にも話を聞いてもらえない
僕は、簡単には得られない答えを、ひたすら考えた。
僕がガンの告知をされたとき、隣で聞いていた母親は泣き崩れた。
しかし、母親は、僕がガン告知される前に、主治医の先生から、僕がガンを発症したことを知らされていたそうだ。
きっと、その時も母親は、とっても悲しんだのだろう。
そして、僕が主治医の先生からガン告知を受けたとき、きっと、母親は、その現実を僕が知ってしまうことが、とってもつらくて、たまらなかったのだろう。
僕の隣で泣き崩れた母親の姿を見て、僕は息が詰まる思いをした。
執筆は、続きます🎵お楽しみに🎵
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