ほっし校長 ねぇねぇ
夢のからくり時計って知ってる？
そう
何でも実現しちゃう
夢のからくり時計
好きなもの何でも
手に入るし
願ったこと
どんなことでも
叶っちゃうの
病気だって
たちまちに
治っちゃうの
そんな
夢のからくり時計の
話をするね
わたしは、からくり時計の住人だよ
小さな時計の住人は、からくり時計の小窓から
ちょこんと顔を出して、語りかけました
あおちゃん、
この夢のからくり時計
ちょっとした、からくりがあるんだ
でもね、みんな、
このからくりを見つけることが出来ないんだ
あおちゃんには、見つけられるかな
このからくり時計は、
これまでの数百年の間に、
たったの１回しか動きませんでした
わたしに出来るかな
あおちゃん、この時計の力を信じるんだよ
ただ、それだけでいいんだよ
信じるんだよ
からくり時計の仕掛けが動き出すと
あおちゃんの願いは
叶うんだよ
あおちゃんの夢はなあに？
夢を叶える方法を教えるね
からくり時計に向かって、そっと
その叶えたい夢を教えてあげて。
その後は
からくり時計を信じて待つだけだよ
するとね、
あおちゃんの夢は叶うよ
簡単でしょ
しばらくすると
あおちゃんは不思議に思いました
「本当に夢は叶うのかな」
そして、少し自信がなくなりかけていました
「夢はそう簡単には叶わないかも」
あおちゃんが、夢のからくり時計を見つめました
すると、からくり時計の住人が
ピョコンと顔を出してきて、
あおちゃんに言いました
「あおちゃん、信じるんだよ」
「信じることが大事なんだよ」
あおちゃんは、はっとしました
「はい、信じるのね」
「わたし、からくり時計のこと、少し疑ったの」
「本当に夢が叶うのかなって」
「でも、もう、大丈夫」
「わたし、信じる」
「ずっと信じる」
「わたしの夢は叶う」
「わたしの夢はきっと叶う」
すると、
なんと不思議なことでしょう
夢のからくり時計が回転しはじめて
少しずつ宙に浮いてきました
夢のからくり時計がお部屋の天井に上がったとき
お部屋は真っ暗に
夢のからくり時計は、
その直後、ピカッと輝きを放って
たくさんの星が散りばめられました
あおちゃんのお部屋の天井には
きれいな星空が広がり
そこに、あおちゃんの夢が写し出されました
あおちゃんは感動して
目から涙が零れました
そして
いつまでも、その映像を見ていました
このからくり時計の仕掛けの鍵は、
「信じること」だったのです
あおちゃんは、そのことに気がついたようですね。
そして、夢は叶っていくのです。
さて、このからくり時計は過去１回しか
動きませんでしたが、
その人は誰だったのですかね
それはね、
…
あなたの夢は何ですか？
夢は叶う
夢は叶えるもの
信じてください
強く強く信じてください
あなたの夢はきっと叶う
ほっし校長
