僕が家庭の平和を壊した日から43年目

【ひとり旅に求めた答え】

当時の僕はどんなことを考え、空想したのだろうか

小学生3年生の夏休みに、余命宣告と癌告知を受けた

もちろん、すべて初めてのことだった

「現実逃避」という言葉を習った記憶がなかったが、

このときに初めての、「現実逃避」を実践しようとした

しかし、

現実逃避どころか、空想さえも、僕の脳にはさせて貰えなかった

僕の脳では処理しきれないほどの情報量が、一気に押し寄せたからだ

「助けて」の一言も出ないほどだ

夜、みんなが寝静まった時に、

ふと目が覚めた、そのときくらいしか、

自発的な言葉を出すことが出来ない程しんどかった

いまだ、その詰まった息が当時のままのような気がする

「まだ、終わっていない」

そんな感じだ

周りにいる大人たちは、僕に答えをくれなかった

その大人たちに囲まれて、僕の答えを求められた

僕は答えを出せないまま、手術を受け、そして、闘病後、退院した

そのときの答えを出せないまま、その場から押し出された

僕の内で、詰まったまま出てこない答えは、

まさに、今、出ようとしていた

この「ひとり旅」の地で

長年の間、詰まった心の声

僕が選んだこの地で、あのときの答えが、ようやく

答え合わせが出きるのだ

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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