僕が家庭の平和を壊した日から43年目
【ひとりを見つめる場所】
僕はひとりを感じるために、
静寂を感じる場所に向かった
浅間山の裾野に広がる樹海
避暑地や別荘地としても知られる軽井沢には
特別な静寂が
僕は心穏やかな気持ちで、
その樹海に走る一本道を歩いた
この一本道が、自分の人生のように思えてきた
まっすぐに伸びる道の先には、分かれ道があって、
どちらの道を選択するかは、自分次第だ
日常の生活には、ものが溢れ、1人になって物事を考えるには、どこか不安定だ
きっと、どこでも良かったのかもしれないが、
私にとって、ひとりになるためには、
今回は、ここ軽井沢なのだと確信した
ひたすら樹海の中心に向かって歩く
時折、立ち止まり、辺りを見渡し、木々の隙間から見える若干の空を眺めては、深呼吸をして
そして、また歩き出す
これまでの人生には、迷うことがたくさんあった
しかし、記憶に残るような迷いは、ほんの少しだ
そのほとんどは、一旦立ち止まって、すぐに判断して、
そして、何かに確信して歩き始める
こんな人生の歩み方をしてきたのだと、
思い出した
あー、私の人生はまだまだ続く、
ずっと先が見えないほどの、
まっすぐに伸びる一本道
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
[…] […]