私の道

私の道の軌跡には今も、残像が映っている

その記憶の一端に触れたとたん、甦る記憶とともに当時負った傷が疼く

当時の私は、この世のすべての神様を信じることができなかった

御先祖の霊をも

日々の辛く長い苦しみから救われようと、祈りを捧げたが、叶うことはなかった

むしろ、悪化していく様は、誰の目にも、そう映ったに違いない

私の人生に味方する存在は、この世から消滅したかのような、

そう思わされているのだと、

突きつけられた人生の槍で突かれて、ヤられる

その直前に、別の路が現れた

その路は、私の第二の人生の路

私の人生は第二章を迎えた

重厚な緞帳がゆっくりと上がっていった

第二の人生の最初は孤独からの始まりだった

私の周りには誰もいない

私が歩む道には誰もいない

私は10歳の記憶を持ったまま、第二の人生を
歩み始めた

私の道は、まだ切り開いていない

みんなで作り上げていき、
みんなで共有する道

私の道にはまだ、誰もいない

寒くて凍えそうな夜でも

寄り添ってくれる人もいない

何も持っていない

あるのは10歳の記憶だけ

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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