私の道
私の道の軌跡には今も、残像が映っている
その記憶の一端に触れたとたん、甦る記憶とともに当時負った傷が疼く
当時の私は、この世のすべての神様を信じることができなかった
御先祖の霊をも
日々の辛く長い苦しみから救われようと、祈りを捧げたが、叶うことはなかった
むしろ、悪化していく様は、誰の目にも、そう映ったに違いない
私の人生に味方する存在は、この世から消滅したかのような、
そう思わされているのだと、
突きつけられた人生の槍で突かれて、ヤられる
その直前に、別の路が現れた
その路は、私の第二の人生の路
私の人生は第二章を迎えた
重厚な緞帳がゆっくりと上がっていった
第二の人生の最初は孤独からの始まりだった
私の周りには誰もいない
私が歩む道には誰もいない
私は10歳の記憶を持ったまま、第二の人生を
歩み始めた
私の道は、まだ切り開いていない
みんなで作り上げていき、
みんなで共有する道
私の道にはまだ、誰もいない
寒くて凍えそうな夜でも
寄り添ってくれる人もいない
何も持っていない
あるのは10歳の記憶だけ
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