死ぬことになった僕に起きた奇跡

僕は小学3年生の夏に、余命宣告をされた。

僕は、まだ「余命」とか「宣告」の言葉の意味さえも、わかっていないのに。

その意味を知ったときが、「余命宣告の日」となった。

【死ぬことになった僕が準備したこと】

人は余命宣告をされると、きっとパニックになる。

そして、その時までに、死する準備なんてできないだろう。

僕は、小学3年生だったから、「ほとんど何もできないでしょ」と思われるだろう。

いや、それは違っていた。

パニックになるのはむしろ大人の人ではないだろうか。

僕の場合には、余命宣告の説明に驚いてショックを受けたが、その後は、思考が停止していたため、パニックにはならなかったと記憶している。

もしかすると、子供の場合には、大きな衝撃に対しての防御機能が働きやすく、思考停止したのかもしれない。

僕は、「運命を決める手術」の日までに、勉強机の引き出しに納めてある宝物をケースから出したり、納めたりしていた。

今思うと、「その宝物」とお別れの準備をしていたのかもしれない。

【余命宣告前に起きた不思議なこと】

僕は「余命宣告」される少し前に、大切な宝物の一部を友達にプレゼントしていた。

とても不思議な感覚だった。

学校のクラスの友達に、宝物をプレゼントしたくなって、気が付くと宝物を配っていた。

【もしかすると、宝物プレゼントは無意識に行った厄祓
             いだったのかもしれない】

そして、僕は【生存率 数%】の難病を奇跡的に乗り越えることができた。

【僕の宝物達が命を救ってくれた】

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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