【小児ガン(骨肉腫)と闘った僕に起きた奇跡】マンタに乗った少年(骨肉腫患者) story3

【小児ガン(骨肉腫)と闘った僕に起きた奇跡】マンタに乗った少年(骨肉腫患者) story3

【私の右足】

あれからもう、40年も経ってしまった。

私は健康体で生活している。

いや、生活出来ている。

それは、奇跡なのかも知れないが、おそらく必然なのだろう。

私にとって40年前の病の経験は、その後の人生を大きく変えたに違いない。

今も、足の不自由な方々をお見かけすると、複雑な気持ちになる。

どんな気持ちかと言うと、言葉では表現が難しいが、「私の右足は、私にとっての何なのか。

どういう意味で、奇跡的に残されたのか。」そんなことを考えている。

私にとっての右足は、当たり前の存在ではなくなった。

あの、40年前の出来事以降からずっとだ。私は、右足に特別な意味を感じている。

おそらく、足の不自由な方々も同じような事を感じておられるのではないかと思う。

今、通勤中の駅で足の不自由な方がいらっしゃった。一生懸命、杖を使って歩いていらっしゃる。

今、私は何不自由なく歩いている。

この違いは何なのかを深く、より深く考えた。

これまでの40年間に理解したことは、

「残された右足は、未来に使う必要があったからだ」

そして、

「足の存在に感謝しなさい」、

「関連するすべてのことに対して、深く考えなさい」

私は、これらの応えをしっかり理解して生きていくことが指命なのだと心に刻んだ。



ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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