骨肉腫サバイバーダンサー
∽∽一話で学べる人生の教訓∽∽
少し先の明るい未来を描く
自分自身が描く、理想のなりたい姿を
実現できるイメージを強く持ち続ける
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽自己紹介∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
私は、元プロダンサーです。
信じられないかも知れませんが、右足付け根部に骨肉腫を発症したにも関わらず、
骨肉腫発症から約20年後に、私はプロダンサーになりました。
いや、信じられないと思っていたのは、私の周りの人こそ、そう、思ったことでしょう。
私は、10歳の夏に骨肉腫を右足付け根部に発症。
下腹部の範囲から足の付け根までもが、見た目にも異常に腫れ上がり、
癌細胞の転移が広範囲に広がっているおそれが疑われる状態でした。
主治医の先生は、その私の状態から絶望的な結果も想定したくらいの状態だったようです。
その為、手術の計画では、右足を付け根から切断することも検討されていたようです。
私は、主治医の先生から、右足切断の説明と、承諾確認をされました。
右足の切断は、私の今後の人生にとって、とても大きな影響を与えることでしょう。
もし、当時私の右足を切断されていたら、
今、そして、今に至る人生経験は全く異なった結果になっていたのだろう。
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 一stage ∽∽∽∽∽∽∽∽∽
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持病持ちの私は、活発に運動ができるスポーツマンに憧れを抱いていた。
持病を理由にスポーツをすることにためらいがあったが、心の中では、あの日焼けした、ガッチリした体型に憧れをいだき続けていた。
新たな地の住まいは、市街地にほど近く、1キロ以内には、大きな駅もある便利な場所だった。
土地勘のない私は、会社の総務部の方にお願いして、だいたいの予算を伝え、手頃なアパートの契約を依頼していた。
引っ越し当日にその新築の新居を初めて訪れたが、その2階の部屋にはロフトが付いていて、一見で気にいった。
そして、そのアパートの近くには、広大な広さの公園があった。
私は、新たな地での生活の中で、寂しさを紛らわすためにその公園を頻繁に訪れ、散歩する習慣になっていた。
公園に訪れる人たちはきっと地元の方々なのだと思いながら過ごしていると、ある公園内の施設の入口に施設オープンの広告の掲載があった。
「〇〇スポーツジム今春オープン!」私は、心の中で即決していた。
そして、心の中はワクワクでいっぱいになり、もうすでにスポーツジムに通って、
この公園を大きなスポーツバッグを抱えてさっそうと歩く自分の姿を描いていた。
私は、この年の春から、このスポーツジムに通うことになった。
◆一話で学べる人生の教訓◆
① 少し先の明るい未来を描く
② 自分自身が描く、理想のなりたい姿を実現できる
イメージを強く持ち続ける