母の姿と影
40年前、私が小児がん告知と余命宣告を受けたとき、母は泣き叫んでいた
「先生、この子助けてください!」
そして、いろんな人に、無き答えを求めて
さ迷っていた
誰も答えを持っていなかった
その失望感に打ちのめされた母が覚悟を決めた
「どんなことをしてでも、この子を助ける」
御百度参りもして
出来ること何でもしてくれた
今でもあの姿が忘れられない
そして、
あれから、もう40年が過ぎ去った
今、母は痴ほう症を患っている
海沿いの町で生まれ育った母は、以前よく語っていた
「最後は、海沿いの町で暮らして過ごしたい」と。
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