知られざるひろしまの真実 1話

8月6日 午前8時15分

非道な心は、悪魔の扉を開けてしまった

そして

大勢の人が、一瞬の間に消えた

跡形もなく

消えた

爆心地から1.2㌔離れた場所でさえ

多くの方々が、命を落とした

わたしは幼いころ、近所にすんでいる

おばあさんの姿を見て、衝撃を覚えた

おばあさんのお顔は、溶けていた

原子爆弾の被爆者だった

表に出ていた肌は全て溶けていた。

原子爆弾の破壊力は凄まじい。

顔にケロイドを負ったおばあさんは、

単なる戦争被害者ではなく、

その後の人生をも被害を受け続けることになった

ケロイドを負った被爆者の方々が、

見た目からの差別を受けるようになった

人々の間に、間違ったうわさが広がった

「ケロイドが移る」

「ガンになる」

明らかに、ねじ曲がった思考だった

しかし、

声をあげ、否定する人も少なく

私たち子供にとっても

どのように対応して良いのか

迷うほどだった

世間は、ほとんどがねじ曲がった言葉や思考で

満たされてしまった。

「ケロイドを見かけたら、逃げろ」

子供の間でも、そんな声が上がるようになった

「おまえも、アレ見たか?」

「すげー気持ち悪い」

「怖い、睨まれた」

などとね

原子爆弾の被爆者が受けた差別問題は

あまりテレビに出ることはなかった。

多くの人々が、その事実を知ることなく

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生き抜く力【ガンと闘う10歳の僕に起きた奇跡】|ほっし校長|note

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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