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【末期小児ガンからの生還】
神様、なぜ僕の命を助けたのですか
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◼️オススメ
小児ガン患者さん、ご両親にもオススメの内容です

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◼️自己紹介


骨肉腫サバイバー
(筆者 ほっし校長)

私は小児ガン(骨肉腫)サバイバーです。
わずか10歳で、末期ガンの告知を受け、手術、闘病を経て、今までの人生を生きてきました。
自らの経験を生かして、小児ガン患者の子供たちの心の支えとなれるよう活動を続けています。

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NO19
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     生きること
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 僕は、東側の外が望める窓に来ていた。

今朝、僕を病院に連れてきてくれた母親の姿を
見送った情景を思い出していた。

とっても空虚な気持ちだった。

しかし、

それは寂しさからではなく、

もっともっと深い、病に対する恐怖感から
きたものだったように思う。

窓越しに外を見る僕に、手を降り、バイバイをする母親の笑顔が見えた気がした。

僕は、何かに引き寄せられるように、

そのまま一階へ階段を下り、

外来患者の待ち合い室に向かった。

すでに外来患者の診察時間は過ぎ、誰もいない待合室。

とても静かで、
僕のスリッパの地面を叩く音のみが響いた

外来受け付けの反対側に手術室があった。

「手術中」の文字は消灯しており、
外来入口もしまっている。

そこに、
母親はもういない。

僕は、その事を確かめに来たのだろう。

納得して、病室に戻った。

病室に戻るまでのことは覚えていない。

ひとりぼっちのさみしい夜が僕を不安にさせる。

こんなときは、ネガティブなことばかり考えてしまう。

手術への不安。

いや、そもそも助からないかもしれん。

家族のみんなと別れて、
ひとり死んでしまうかもしれん。

手術、苦しいのかな。 

麻酔から目が覚めるのかな。

麻酔で寝てる間は、夢見るのかな。

身体を切るって痛いだろうな。

そんなことを考えていると、頭が疲れたのだろう。

いつの間にか、寝てしまった。

病院のベットは、
家のベットより少し固く、冷たかった。

そんな記憶が今でも鮮明に甦る。

そうして、
入院初日が終わった。

  

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最後までお読みくださり、ありがとうございます。

さて、

次回の内容は
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NO20
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         白色
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お待ちしています

 
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◼️バックナンバーの紹介

私の著書

【あなたのお時間1分だけください】骨肉腫を発症した僕に起きた奇跡

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ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

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