【奇跡の黄色い畑】ヒマワリのフェアリー 第二章

ニコニコ笑顔のヒマワリ

【奇跡の黄色い畑】ヒマワリのフェアリー

ヒマワリのフェアリー

しかし、

この物語は、ある奇跡から始まった。

◼️第二章

茶色いヒマワリの涙
★★★★★★★★

小高い山の斜面に、咲き乱れるヒマワリ

段々畑の上の畑で、ひとり

笑顔の人たちからすこし離れた、

7段上の畑で

ひとりの女性が、

しゃがみこんで、何かを見ていた

すでに収穫を終えた畑で

そのひとりの女性は、枯れ落ちたヒマワリの花を

手に取り見つめていたのだ

今年の夏は作物が台風の影響を大きく受けていた

大暴れしたヤンチャな台風の目は、

この地にも爪痕を残して、通りすぎて行った

ヒマワリの大きな花は、

その強風に、必死で耐えて、耐えて

生き抜いた

しかし、

一部のヒマワリの花は、大きく揺らされ

耐えかね、茎から折落した

地表に叩きつけられたヒマワリの花は

もうすでに茶色く変色し

その明るい輝きを失いかけていた

「かわいそうな、ヒマワリ」

「せっかくここまで、大きく育ったのに」

「もう少し、早く来れたら良かった」

その女性は、うっすら涙を浮かべ

その茶色く変色仕掛けた、ヒマワリに

優しく語りかけていた

すると、

「まだ、私の役目は終わってないよ」

「悲しまないでね」

「まだ、私の役目は終わってないよ」

その声は、その女性にもしっかり届いていた

その女性は、言葉ではなく、

心で、その声を聞いていた

「えっ、誰なの、」

「私に語りかけてるのは、誰なの」

「もしかして、あなたなの」

その女性はすぐに気づいた

茶色い花びらのヒマワリが

微かな声で、語りかけていた

残りの力を絞り出すかのように 

微かな声は、時々途切れながら

それでも、ゆっくりと、しっかりとした声で

そのひとりの女性に話しかけた

「まだ、私の役目は終わってないよ」

すると、その女性が

「どういうことなの」

「あなたは収穫されなかったのに」

「そうだね、私は収穫されなかった」

「だけどね、私の役目は終わってないのですよ」

「私はね、いずれ土にかえり、栄養になるのですよ」

「そう、来年の、ひまわりのね」

茶色い花びらのヒマワリは、そう語ると

その後はピタリと、声を発しなくなった

ヒマワリのフェアリー

жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж


ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

おすすめ記事

コメントを残す