これは、当時、がんを発症した10歳のわたしから母に向けた手紙です。

お母さんへ、

癌(ガン)になってしまってごめんね。

突然の癌(ガン)の診断で家の雰囲気が暗くなってしまいました。

喘息(ぜんそく)の発作も重く、小学校にほとんど通えない日々が続いていました。

その頃から家の中は静かで暗い雰囲気だったように感じます。

自分が悪いから家が暗いんだと感じていました。

病気を抱えているから家族に迷惑をかけているんだと思っていました。

そして、今回は特に大きな病気になってしまったこと。

自分の努力だけでは治せない状況に直面しています。

なぜ自分だけこんなことが起きるのか、誰にも話す相手がいなくて、自分だけで答えを探していました。

癌(ガン)の診断を受けた時、そばで泣いていたお母さんを見て、実は最初から僕の病気を知っていたことに気づきました。

お母さんもきっとその時とても悲しんでいたのだろうと思います。

お母さんは僕に真実を知らせる前から、すでに状況を把握していたのですね。

お母さんが泣いていたのは、僕がその事実を知ることがどれだけつらく辛かったかを感じていたからでしょう。

お母さんの悲しみと苦しみを目の当たりにして、辛い思いをしました。

この先の記事もお楽しみにしていてください。

【絵本】ガンと闘う10歳の僕におきた奇跡
の書籍版はこちらから
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
生き抜く力【ガンと闘う10歳の僕に起きた奇跡】|ほっし校長|note

жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж


ほっし校長

10歳の時、100万人に1人の確率で発症の希少ガン(骨肉腫)を発症。
主治医からの、ガン告知と右足の切断と余命の宣告。自らの経験から、ガン患者さん、特に小児ガンの子供たちの心を世界中に伝えたい。

At the age of 10, one in one million people develops a rare cancer (osteosarcoma).
Cancer notification, amputation of right leg and life expectancy from the attending physician. From my own experience, I would like to convey the hearts of cancer patients, especially children with childhood cancer, to the world.

おすすめ記事

コメントを残す