жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
【末期小児ガンからの生還】
神様、なぜ僕の命を助けたのですか
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
◼️オススメ
小児ガン患者さん、ご両親にもオススメの内容です
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
◼️自己紹介
骨肉腫サバイバー
(筆者 ほっし校長)
私は小児ガン(骨肉腫)サバイバーです。
わずか10歳で、末期ガンの告知を受け、手術、闘病を経て、今までの人生を生きてきました。
自らの経験を生かして、小児ガン患者の子供たちの心の支えとなれるよう活動を続けています。
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
NO15
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
僕は捨て犬
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
僕はあの日
愛犬のチャッピーと同じ様に
捨てられたんだ
小学五年生の僕は
父親に捨てられた
「そんな、情けない顔しゃがって」
父はわたしに罵声を浴びせた
車の運転席の周辺にあるものを
無造作につかみ、わたしに投げつけた
「辛そうな顔するな!」
身体の弱い私は、
自家用車に乗るとすぐに車酔いをした
青ざめた私の顔を見るのが嫌になったのだろう
父親はいつも、私を睨み付けている
だから、私は自家用車に乗って遠出するのが
苦痛だった
その日も、母方の実家に泊まりに行くところだった
閉塞感のある後部座席
車の匂い、振動、揺れ、それらの全てが
私の車酔いを誘った
加速と減速
そして、何度もカーブを繰り返す海岸線の道路
私は何度も車のなかで嘔吐した
当然、父親にはこっぴどく叱られる
「早く言えよ」
「何で、早う言わんのじゃ」
私は何度も経験したからわかっていた
車酔いする前に伝えても、それはそれで叱られる
そして、
その日は、よく晴れた土曜日の昼下がりだった
いつものように、母方の実家に向かう道中のこと
その日も、例外なく、車中で乗り物酔いしてしまった
私は父親から怒られるタイミング選びに、
思考のほとんどを使った
「どっちみち怒られるんだ」
「でも、あのタイミングなら、あまり怒られないかも」
なんて、
下らない思考で、時間ばかりを費やしていた
そうしているうちに、車酔いが酷くなり
今にも、嘔吐しそうな状態になった
後、一回程、カーブの道を通りすぎると、
限界に達する
その時、とっさに、父親に声をかけた
「父ちゃん、外に出る」
道路脇に停められた車から、私は外に出た
何度か嘔吐を繰り返したが、症状が良化しなかった。
その間にも、道路を通行する車
その車の中から、興味本位の悪魔がこっちを凝視し、
薄ら笑いをしていた。
すると、
父親が私に言葉を発した
「おまえは、ひとりで歩いてこい!」
「もう、知らん」
私は切なく、情けなく、悔しかった
私は、父親から
海岸線の道路脇で捨てられた
私は、ひとりその場に取り残されたまんま
父親が運転する車は、走り去った
もう、僕はあの人の家の子供ではない
まるで、捨て犬のように
道路脇に置き去りにされた私
「このまま、どこかの知らない家族の人に拾われたい」
「そして、あの家族から遠く離れて暮らしたい」
ひろくて青い空
穏やかな海原
なま暖かい風
何もかもが
普通の家庭とかけはなれている我が家
しかし
辺りの景色は、いつもと変わらない
平和な休日だった
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
さて、
次回の内容は
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
NO16
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
僕の右脚切断の準備
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
お待ちしています
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
◼️バックナンバーの紹介
私の著書
【あなたのお時間1分だけください】骨肉腫を発症した僕に起きた奇跡
жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж